ゴルフ会員権時価評価の計算方法

金融商品会計基準によれば、時価とは"公正な評価額をいい市場において形成されている取引価格、気配又は指標その他の相場に基づく価額をいう。"となっています。

ゴルフ会員権の時価、相場について金融商品会計基準実務指針はさまざまな問題点を指摘していますが、
それによれば

等々ゴルフ会員権を考えた場合、市場商品として流通の歴史も浅く他の金融商品と比べやや特異な商品でもあり法整備の遅れと業界自ら流通に対する基本的な整備、制度の遅れもありこの度の商法改正についてとまどいがでていることは確かであります。
また反面、企業会計に携わる側に於いても始まったばかりでもあり試行錯誤と言ったところでしょう。

今後継続的に続いてゆくこの問題を考慮し税理士、公認会計士、弁護士、会員制ゴルフ倶楽部経営者、ゴルフジャーナリスト、会員権業者、ゴルフコンサルタント等が勉強会を一年間開催し、
協議の結果「日本ゴルフ会員権価格評価協会」が設立されました。

協会の目的は、全国のゴルフ会員権の時価を合理的な方法で評価算定し、必要とする企業に対し価格の評価証明書を発行しようというもので、流通しているしていないに関わらずゴルフ倶楽部経営会社の実状を勘案し、 約30項目に亘る諸条件をポイント制にし評価額を算出するものです。
この算定方式は、特許庁にビジネスモデル特許申請し特許を取得しております。

現在この方法が各方面で話題となり多くの公認会計士、税理士も高い評価をしています。

評価計算方式を併用する

※評価ポイント参照
対象項目 最小 最大
資本金 0.1 10
会社設立年月日 △0.1 10
土地の借地/自主所有別 1 50
ホール数 0.1 10
ヤーデージ 0.1 10
コースレート 0.1 20
会員数 △0.1 △100
会員の種類 0.1 1
社団/株式制/預託金制別 0.1 10
立地条件 0.1 50
クラブハウス 0.1 10
コース設計者 0.1 10
コース管理状態 0.1 10
クラブ組織の充実度 1 100
年会費 0.1 20
グリーンの1面/2面別 1 10
ベント/コーライ別 0.1 10
会員名簿 0.1 10
対象項目 最小 最大
キャディ/カート別 0.1 10
預託金の据置期間 △0.1 △50
従業員サービス 0.1 50
スタートのとり易さ 0.1 100
予約方法(メンバータイム) 0.1 10
JGA加盟 0.1 10
株式発行部数(預り証券) 0.1 100
預託金総数 △0.1 100
経営母体 △10 100
株主構成 △10 100
収客力 △100 100
申告所得 △100 100
預託金対応 △100 100
主力銀行 △100 100
借入金額 △100 0
不良資産/不良債権 △100 0
名義書換停止期間 △100 0
キャッシュフロー △100 100